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2017年11月19日(日)に埼玉県久喜市にある東武鉄道 南栗橋車両管区で「2017東武ファンフェスタ」が開催されました。当日は、好天に恵まれ写真撮影に最適な一日となりました。それでは、早速レポート!
♪思えば遠くへ来たもんだ、ヨ
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南栗橋駅を降りると無料シャトルバス乗り場に長蛇の列ができていました。歩いても15分ぐらいですが、バス待ちの列は、割とはやく流れていたのでバスを選択。数分程度で乗車することができました。会場まではおおよそ5分程度で到着!
会場に入り、まず目にしたのは事前応募当選者だけが乗れる「アント+ヨ5000形」。筆者、小さいころから「ヨ」が好きなんですヨ。乗りたかったですヨ(しつこい…)。
これが会場図だ!
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会場マップはこんな感じです(PCの場合クリックすると大きくなります)。来場者全員にもれなく特急「リバティ」のティッシュボックスケースがもらえました。
JR車両基地ではありません
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な、なんと14系が。ヘッドマークは北斗星! テンションあがります。
その近くでは、事前応募当選者のみが乗ることができる軌陸両用型架線作業車の体験乗車が行われていました。ボクも架線つかんでビリビリしてみたい。もしかして肩こり治るかも…。
一番のお目当てを先にやっつけよう!
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このイベント最大の見せ場は、各車両が勢ぞろいする写真撮影コーナー。優等列車が豊富な東武だけあって、車両が並んだ際の豪華さは圧巻!
一度に300名ずつ15分間の撮影できるのですが、筆者が並んだ時は1時間待ちでした。とはいえ、それだけ並んでも撮影する価値がありますよ。さて、来年はどんな車両が並ぶでしょうか。楽しみにしましょう。
お腹すいた…
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このイベントはまるでフードショー。やきそばなどはもちろんのこと、ラーメンや餃子、駅弁やお弁当類、しまいにはカクテルまで販売。お金といくらでも入る胃袋があれば全部食べてみたかったですね。
筆者は駅弁で勝負ダー!
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筆者が選んだ一つ目は、日光鱒鮨本舗が販売する「SL大樹 日光埋蔵金弁当」です。このお弁当、シャベルのスプーンがとってもいいですね。このスプーンを手に入れるためだけに買う人もいるとか…。お味ですが、おかずはとっても美味しいのです。ただ、特製ちらし寿司はおかずとマッチしていないかも…(異論反論は認めます)。
続いて…
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二つ目は、日本レストランエンタプライズが限定販売した「東武ファンフェスタ開催記念弁当」です。こちらは、前回の「2017☆ふれあい鉄道フェスティバル」の記念弁当とパッケージ等は似ていますが、中身は違いました。そぼろと鮭フレークが半々のご飯に甘い鶏肉が乗っており、おかずはハンバーグや野菜等の炊き合わせなどで最後まで飽きずに美味しくいただけました。
車両は休憩所だ!
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こちらは10000系6両編成の車両です。休憩車両はクロスシートの車両の方がお弁当が食べやすいし、ゆったりできるので嬉しいです…。
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そして、亀戸線・大師線で運用されているリバイバルカラーの8000系車両。こちらも休憩所として開放されていました。車両の前では、運転台見学と制服着用体験を行っていましたよ。
また、普段は従業員の休憩所として利用されていると思われる棟も一般開放され、食事ができるスペースになっていました。そのフロアの一部では、Nゲージの走行会も行われていましたよ。
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物販コーナーはかなりの規模! 関東地域の鉄道事業者がメインとなり非常にたくさんの方で賑わっていました。
一方の写真は、工場横で販売していた臨時の「つり革売り場」。多くの方が、きれいなつり革を物色していました。もちろん筆者も購入し、自宅の物干し竿つり革コレクションに追加しました。
いざ、車両工場へ!
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実は、このイベントで一番スゴイのはココの工場。恐らく他社のイベントに比べて見学できる内容が圧倒的かと思います。
車内放送体験とドア開閉操作体験
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車内放送体験は、リアル車掌さんになりきって車内放送ができますよ~。休憩用車両でやってくれると皆の車掌っぷりが聞けて超うれしいんだけどな…。
ドア開閉操作体験はドアの開閉ができます。モックじゃないので迫力が全然違いますよ。
マスコン操作体験とパンタグラフ昇降体験
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マスコン操作体は、マスコンを動かすと電動カム軸がグルグル回転します。その音がまたいいんです。ですよね?
パンタグラフ昇降体験は、おなじみですね。スイッチを押すとパンタグラフが上下します。
行先表示器切替体験
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スイッチ操作で方向幕が回転し、種別と行き先が切り替わります。レア表示も見ることができましたよ(撮影できてなくてごめんなさい)。
模型運転体験と車輪測定体験
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模型操作体験は、マスコンを動かすとNゲージが動くコーナーです。ちびっ子がガシガシハンドルを操作していました。
車輪測定体験では、車輪軸の長さを測定することができました。ヘルメットを被り、スケールを持ちながら長さを測る姿は、まさに小さな作業員さん。
非常ボタン操作体験とブレーキ操作体験
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非常ボタン操作体験では、普段なかなか押せないボタンをここぞとばかりに押すことができました。体験するとポケットティッシュをゲットできちゃうオマケ付き。
ブレーキ操作体験は、ブレーキ操作をすると台車ピストンが動くんです。本職の運転士さんでもブレーキ操作してピストンが動く姿は見ることができませんよね。とってもレアな体験です。
その他にもいろいろあるよ!
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展示コーナーでは、さまざまな写真や説明パネルがありました。各車両の塗装色などもバッチリ見ることができましたよ。なんだか学校の作品展みたいで懐かしい雰囲気。
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頭上を8000系が移動する車体下ろし・移動デモは圧巻。前面の塗装剥がし跡が少々痛々しいですね。
機器類の展示コーナーでは、各パーツがぬかりなく展示されていました。
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モーターもバラバラになっていたりしますが、モーターパーツの交換作業なんかも実演してくれていましたよ。
「やるねぇ、東武!」(周りに人がいないことを確認した後、永ちゃん風に言ってみてください)
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車輪もベタベタ触らしてくれるんですよ。みんなが触った車輪を自分も触って、そのまま鼻をほじったりすると風邪がうつったりするので気を付けましょう。それにしても、車輪って筆者レベルに重いんですね。
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台車塗装ロボットのデモや車両洗浄機なども間近で見ることができました。他社のイベントでは、あまり立ち入ることができない各種ラインもしっかり見学できましたよ。
そして、検査や塗装が終わり、再組立されるとこんなにきれいな車両に生まれ変わります! 筆者も一度バラバラ&メンテナンスしてもらいたいです。痛風とか治るかも…。
工場から外に出ると…
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マルチプルタイタンパー(通称:マルタイ)がデモを行っていました。5mぐらい離れていても地面が揺れるほどの振動です。普段は、横のカバーを閉めて作業をするようですが、デモということで特別にカバーを開けて実演してくれるので機器の動きがよーくわかりました。
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こちらは、バラストスイーパー。マルタイ(棒ラーメンじゃないよ)の振動等で線路や枕木に飛び散ったバラストをほうきで掃くようにきれいにしていくさまは、まさに名前のとおりです。
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その他にも工事車両や工具の展示、路線・観光バスの展示やバスグッズの物販、顔出しパネルの撮影コーナー、著名人のトークショー、遊戯コーナーなどもあり、まさに全部入りの大充実イベントでした。東京・神奈川エリアからは少し遠いですが、このイベントは外せませんね。まだ行っていない方は来年行ってみましょう。超おススメですよ。
それではよい「鉄分」を!ライター:だいごろう