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現在日本の新幹線の最高速度は東北新幹線の時速320kmです。ところがそれよりも速く地上を走る乗り物が実はあるのですよ。それがリニアモーターカーです。平成39年(2027年)の営業運転開始を目指しており、現在は山梨県内で試験走行を繰り返しています。そんなリニアモーターカーを間近で見ることができる場所が山梨県立リニア見学センターです。
山梨県立リニア見学センターとは
山梨県立リニア見学センターはリニアモーターカーが試験走行する様子を間近に見学したり、リニアの仕組みを学習したりすることができる施設です。 センターはどきどきリニア館とわくわくやまなし館で構成されており、どきどきリニア館はリニアの見学と学習の施設で、わくわくやまなし館が山梨県の観光・物産案内とリニアを見ることができる展望室があります。
山梨県立リニア見学センターへの行き方
山梨県立リニア見学センターは山梨県都留市にあります。 ・車でのアクセス 中央自動車道の大月インターチェンジ、または都留インターチェンジから約15分の距離です。 ・高速バスでのアクセス 新宿と富士五湖を結ぶ富士急バスの中央道小形山バス停で下車後徒歩15分程です。 ・電車でのアクセス 中央本線大月駅で下車後、富士急山梨バスに乗車して県立リニア見学センターバス停で下車。
山梨県立リニア見学センターとは
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または富士急大月線の谷村町駅、都留市駅、壬生駅、田野倉駅からも富士急山梨バスでアクセスすることができます。ただし、バスの本数は非常に少ないのでご注意ください。壬生駅からは徒歩で20分程ですので、のんびり歩いていくという選択肢もあります。
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上記のアクセスについての詳細はこちらから。 →アクセス|山梨県立リニア見学センター
どきどきリニア館の入場料
それではリニア見学センターに入ってみることにしましょう。どきどきリニア館は有料の施設です。一般・大学生が420円、高校生が310円、中学生・小学生が200円となっています。また、20名以上での団体割引制度もあります。
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・キッズコーナー 小さな子供はリニアだけだと飽きちゃうかもしれません。そんな時はこのキッズコーナーで遊ばせてみるのもいいでしょう。
どきどきリニア館でリニアモーターカーを撮影しよう!
リニアの仕組みや歴史を学習したところで、いよいよ実際にリニアの試験走行の様子を見てみましょう。
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・屋外見学テラス
建物の2階部分には屋外見学テラスがあります。ここはガラスなどの遮るものがない状態で直接リニアの走行を見ることができます。 ただし、このテラスは常時開放されているのではなく、リニアが通る直前に開放され、通過後は閉鎖されます。ここからはこんな感じでリニアの走行の様子を見ることができます。
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・見学ラウンジ
3階には見学ラウンジがあります。全長40mの廊下となっておりますが、ガラス越しでの見学になります。飲食可能なスペースもここにはあります。
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ここで撮影しようとするとガラスの映り込みに注意しなくてはいけませんね。結構難しいです。
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ちなみに、館内のあちこちにリニアの走行位置と速度を示すモニターがありますので、いつ撮影のスタンバイをすればいいかするにわかります。また、係の人も「まもなくリニアが通過します」と声をかけてくれるので見逃す心配はありませんね。
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まとめ
リニアモーターカーという未来の乗り物に対してはまだ現実感がないかもしれませんが、実際に試験走行を繰り返しています。その様子を間近で見ることができるのがこの山梨県立リニア見学センターです。子供と一緒に家族で出かけてもいいし、大人だけでがっつり写真撮影を楽しむのもいいでしょう。ちょっとした社会科見学気分を味わうことができますよ。また、見学だけでなく有料ではありますがリニアに試乗することもできます。こちらは抽選となりますので、必ず当選するわけではありませんが興味がある方はぜひ抽選にチャレンジしてみてください。詳細は県立リニア見学センターのウェブサイトをチェックです。 →山梨県立リニア見学センター
山梨県立リニア見学センター
住所:山梨県都留市小形山2381
電話番号:0554-45-8121
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日、火曜日が祝日の場合は開館) 祝日の翌日(祝日の翌日が金・土・日の場合は開館) 年末年始(12/29~1/3)
というわけでよい鉄分を!
ライター:徳富 政樹