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青春18きっぷはJR線内の普通列車を自由に乗り降りできる魔法の切符。昭和57年の誕生以来、多くの旅人から絶大な支持を集めています。今回は青春18きっぷユーザーがよく使うJR米原駅をレポートします。JR米原駅には知られざる魅力が詰まっていました。
JR米原駅とはどのような駅？
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米原駅は滋賀県米原市にある主要駅です。米原駅には東海道新幹線、琵琶湖線（東海道線）、東海道線、北陸本線、そして私鉄の近江鉄道が乗り入れています。また、JR西日本とJR東海の境界の駅でもあり、北陸線に乗り入れる車両を除く、ほとんどのJR西日本、JR東海の在来線は米原止まりになります。
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米原から東（または西）へ行く場合は必ず乗り換えが必要です。そのため、米原駅ではJR西日本の「新快速」からJR東海の普通電車に乗り継ぐ旅人を見かけることでしょう。
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また、直通列車が増えたとはいえ、北陸方面への玄関口でもあります。それを象徴するのが名古屋と北陸方面を結ぶ特急「しらさぎ号」です。「しらさぎ号」は米原駅まで西に向かって走り、米原駅で北に方向転換します。そのため、先頭の向きを変える必要があり「米原駅」では長時間にわたって停車します。
米原駅では駅弁を必ずゲットしたい
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鉄道旅行の鉄則として、うまい駅弁があるのは歴史ある主要駅です。もちろん、米原駅にも満足度120%の駅弁があります。米原駅の駅弁売り場は5番線・6番線のホームと5番線・6番線ホームから上がったところにあります。ただし、販売している駅弁の種類は後者のほうが多いです。
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このように魅力的な駅弁がたくさんあります。このなかで有名な駅弁はロングセラーの「湖北のおはなし」、そして季節限定の「琵琶湖の鮎 氷魚ごはんと一夜干し」です。
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私は「季節限定」という言葉に惹かれて「琵琶湖の鮎 氷魚ごはんと一夜干し」を購入しました。蓋を開けると、琵琶湖でとれた鮎がドーンとのっています。琵琶湖の鮎は良質な地下水のおかげで、他県の鮎とは一味違うとか。さっそく、琵琶湖の鮎とご飯を口にしました。鮎は思ったよりも柔らかく、うまみがジワっと口の中に広がります。そして、米、ちりめんじゃこ、日野菜との組み合わせがたまりません。特に日野菜はピリっとしており、いいアクセントになっています。副菜もなかなか魅力的。特にお豆はほんのりと甘く、やみつきになります。
ところで、店員に聞くと「琵琶湖の鮎 氷魚ごはんと一夜干し」の正確な販売日は「わからない」とのこと。もし、このお弁当が店頭に並んでいたら、必ずゲットしましょう。
新幹線発展に大貢献した試験車両が見られるスポット
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米原駅の周辺には新幹線の試験車両が見られるスポット「新幹線高速試験車両保存場」があります。行き方は米原駅東口を出たあと、近江鉄道線に沿って西へ歩くこと約10分です。米原には鉄道技術総合研究所があるため、新幹線の試験車両が保存されています。一般開放日以外はフェンス越しの見学ですが、鉄道博物館でも見られない車両なのでチェックしておきましょう。
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3両並んで展示されているのですが、左側に展示されている700系新幹線に似ている車両が1995年に登場した「300X」です。「300X」は1996年に日本国内最高記録443.0km/hを記録しました。とても、スピード感ある車両です。
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真ん中の薄緑の車両はJR東日本に所属していた「STAR21」です。1992年デビューなので、これらの試験車両の中では先輩格になります。
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そして、右の宇宙船を思わせる車両が「WIN350」です。勘のいい方ですと「WIN350」を見ると、JR西日本の500系新幹線を思いつくでしょう。「WIN350」は500系新幹線の生みの親にあたります。
いずれの保存車両も新未来を予感させる斬新なデザイン。今にも動き出しそうです。なお、フェンスの隙間からでも、このような写真が撮影できます。
特急「しらさぎ号」に乗車される方は注意！
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青春18きっぷでは乗れませんが、特急「しらさぎ号」に乗車される方は注意が必要です。「しらさぎ号」の車内では車内販売はありません。駅弁を購入される際は米原駅で購入しましょう。金沢方面行きは5番線・6番線ホームに止まります。ちょうど、金沢方4両目の近くに売店があります。
それでは、みなさんよい「鉄分」を！
ライター：新田浩之
