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男性が意中の女性をデートに誘うときに、せっかくだったら自分の「得意領域」で勝負したいところ。
ワインに造詣が深い男性だったらワインバー、車が好きな男性だったらドライブ、ゴルフが得意な男性だったら、ゴルフデート。
では「鉄ちゃん」がデートに誘うときはどうすればよいか。朝から晩まで乗り鉄というわけにもいかないと思います。
そこで西武鉄道の旅するレストラン、「52席の至福」。これは鉄ちゃんにとっても自分の「得意領域」で勝負できる「至福のレストラン」であります。
さっそく押さえるべき7つのポイントを見てみましょう。
ポイント1:女性受けする内装や小物が盛りだくさん
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行ったことのないレストランですと、誰しもが緊張します。それもデートとなればなおさら。
しかしこちらは元々は4000系を改造したもの。そう考えると親しみが沸いてきます。
そしてテーブルのコースターやメニュー等にはトランプのマークをあしらったデザインが。
仮に口下手でも、この内装と演出で、
普段利用していた4000系といういわば鉄ちゃんにとっては
「ホームグラウンド」
に女性が嬉々として乗車いただける電車なのです。
ま、むしろ知ってても
「この車両はもともと4000系をリメークした車両なんだよ」
って知識をひけらかさないほうが良いですけどね。笑
ポイント2:すでに料理コースが決まっている
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これも普段駅弁をこよなく愛する「鉄ちゃん」からすると本当にありがたい。街中のレストランに行くと、まずメニューを見てコースが3種類有ると、見栄を張ってちょっと高いコースをオーダーしたり、アラカルトだとさらに迷ったりしますが、こちらはコースが1種類のみ。席について発車するとちゃんと料理が運ばれてきます。もちろん隣のお客様も同じ料理。
ポイント3:アルコール類も適度な種類かつリーズナブル。
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特にワインのコスパがとても良くてオススメです。レストランだとワインリストがあって膨大なメニューを値段を気にしながら選ばなければいけませんが、こちらの「52席の至福」では赤ワイン、白ワインともボトルが2種類。それも3,800円と1,300円ととってもコスパが良いのです。女性も男性も飲まれるのでしたらボトルでオーダーすることをオススメします。
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もう一つオーダーしておきたいのがウィスキー。ロックやストレートだとちょっと苦手という方はソーダ割り(ハイボール)がおすすめです。もちろんグラスで提供されるのですが、せっかくですので「ボトルの写真を撮りたいのですけど」ってお願いしてみましょう。
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そうするとこんなにカワイイラベルのイチローズモルトが登場。女性からするとインスタ映えするラベルになっているのできっと喜んでいただけます。女性がウイスキーが苦手な場合は自分でオーダーしてボトルを見せてあげるのもよいかもしれません。
ポイント4:アテンダントがほぼ女性
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これも「鉄ちゃん」にとっては大切なポイント。せっかくのデートなのに、イケメンウエイターさんが来てしまっては気が気じゃありません。ですがこちらのレストランは女性のアテンダントがメイン。とてもやさしくおもてなししていただけます。
ポイント5:レッドカーペットでセレブ気分
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なかなかレッドカーペットを歩く体験って普通の人はすることがないですが、この電車は始発と終点ではレッドカーペットを敷いて送迎いただけます。ちょっと感動すること間違いありません。
ポイント6:秩父と西武新宿(もしくは西武池袋)間はノンストップ
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今回乗車したのは西武秩父発西武新宿行きのディナーコース。この電車、途中駅は時間調整で停車はしますが、ドアは開かず、もちろん乗降できません。つまり、車両の雰囲気を壊すことなく終着まで楽しむことができるんです。これって街中にあるレストランでは出来ないことで、そのお店を利用するお客様が全員同じ時間に来て同じものを食べて同じ時間に帰るのですね。なのでせっかく会話で盛り上がったときに他の人が入ってきたり、隣の人が席を立ったりして水を差されることがないわけです。そして一番大切なのはその時間は仮に相手の方が「途中で帰る」と言い出したりしても帰ることが出来ないこと。その時間は乗車した皆さま全員に平等に与えられるのです。
ポイント7:会話を無理に続けなくても「車窓」が助けてくれる。
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これも走るレストランならでは。普通のレストランだと席から眺める景色は通常は一定ですが、走るレストランは会話がなくても移りゆく景色を楽しむだけでもとても良い雰囲気になりますよ。
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いかがでしたか?さらに他にもせっかく秩父まで行くのだからSLに乗りましょうとか、ディナーだけでなく1日デートになったとしても「得意領域コンテンツ」がたくさん有ります。ぜひ皆さんも気になる方がいたら「52席の至福」でのディナーにお誘いしてみてはいかがでしょうか。最後にサプライズで手描きメッセージもいただけますよ。
というわけでよい「鉄分」を!
ライター:遠藤康史