さて、行楽シーズンに長野や軽井沢、上田方面に旅行という方も多いかと思います。
各方面も旅行客で大賑わいかと思いますが、そろそろ帰りの新幹線の予定も決めようと思う方もおおいはず。
そこで今からでも間にあう!帰京時に座って帰れる新幹線!と題して今回は長野新幹線編をお届けいたします。
長野新幹線で座って帰るチャンスは「はくたか号」よりも「あさま号」
もちろん指定席を取って帰ることができればよいのですが、帰りの時間が決まらないため、直前や当日に手配する方も多いと思います。
その場合は指定席ではなく自由席で帰ることになると思いますが、自由席でも座って帰ることができる列車が何本かあります。
そのポイントをお届けします。まずは、長野新幹線を走る列車ですが、すべて12両編成であります。
列車名は3種類。「かがやき」「はくたか」「あさま」になります。
「かがやき」は全車指定席なので、指定券を持っていないと乗車できませんが、
「はくたか」、「あさま」は自由席があります。
ではどちらに乗るのがよいかというと、「はくたか」は富山・金沢等北陸エリアと東京を結ぶ列車、「あさま」は長野と東京間を結ぶ列車になります。また、「はくたか」より停車駅が多いのが「あさま」になります。
さらに「はくたか」と「あさま」では自由席車両の数も違います。
「はくたか」は通常は1号車から4号車ですが、「あさま」の自由席は1号車から5号車まであります。
つまり、「あさま」の場合は自由席と普通車指定席の車両数が一緒なんですね。
したがって長野駅以南で乗車して帰京する方は「あさま」号を選択するとより自由席に座ることが出来るチャンスが多くなります。
おすすめは「あさま620号」と「あさま622号」
さて、「あさま」が狙い目というのは上記にてご理解いただけたと思いますが、その中でもおすすめは「あさま620号」と「あさま622号」になります。
その理由は長野駅のダイヤにあります。
ご覧のように14時台、15時台には「はくたか」が出発した3分後に「あさま」がでるダイヤが組まれております。
あさま620号とあさま622号ですね。
なぜ、この「はくたか」が出た後が良いかというと、前述の通り、「かがやき」は全車指定席ですが、「はくたか」は一部自由席があるため長野から自由席に乗車する方は、ほぼ「はくたか」に乗車して帰ります。
そこで実際にどれくらいの混雑状況なのか、「あさま622号」に乗車して確かめてきました。
こちらが長野駅を出発して最初の停車駅の上田駅発車直後。
ご覧のように2列席も3列席もガラガラであります。
その後、軽井沢でたくさんの乗客が乗ってきますが、
車内はこんな感じ。
一方当日の指定席は完売表示だったのですが、念のため高崎駅出発後に指定席を覗いてみると、
やはり3名掛けの中央まで含めてほぼ満席でありました。網棚の荷物の量から見ても混雑度合いがわかります。
さて、おなじ「あさま622号」の4号車自由席はどうかというと、
ご覧の通り。
3名席がまるまる空いている箇所もありました。
ピークシーズンにはさらに混雑が予想されますが、トライする価値はあると思います。
自由席のオススメは2号車の1号車寄りで並ぶこと。
さて、自由席に乗るなら「あさま」ということはお伝えしておりますが、1号車から5号車の中で比較的空いているのは2号車になります。
理由は簡単。エスカレーターや階段から遠いから。
もちろん一番遠いのは1号車になりますが、1号車は運転席があるため、座席数が少ないのです。ですので2号車で並んで、かつ1号車寄りの入り口から乗車することをおすすめいたします。
それでも指定席を取りたい方は臨時列車を狙おう。
今からでも間に合う列車は、「あさま676号」か「あさま678号」。
こちらはGWや日曜日に運転される臨時列車かつ、東京駅行きではなく上野駅止まりになります。
なので、こちらは直前でも指定席が空いている場合が多いのでオススメですよ。
実は上野東京ラインの開通により、東海道線沿線の方は上野駅で乗り換えたほうが東海道線で座ることが出来る可能性が高いというメリットもあります。
というわけで、無事に座って東京に帰ることができました。
いかがでしたか?
今後の帰省の際の参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!