全国に数多くあるトロッコ列車の中でも、その距離と景観、車両編成等で他のトロッコ列車とは一線を画しているトロッコ列車がこちらの黒部峡谷鉄道のトロッコ列車。
宇奈月駅と欅平(けやきだいら)を約80分弱で結びます。
この80分間というトロッコ列車にしては長い乗車時間があるので、せっかくだったら良い席でよい景色を楽しみたいものです。
そこで、オススメの車両やおすすめの座席の向きを紹介いたします。
おすすめ車両はリラックス車両
黒部峡谷鉄道のトロッコ列車は3種類の車両があります。
まずは普通運賃で乗車できる普通客車。
シートがご覧のようにベンチシートになっておりまして、どの席でも進行方向に向くことができるのが特徴。
横一列4人掛けであります。
通常のトロッコ列車ですと、開放感ある窓の無い車両が特別車両で人気があるのですが、こちらのトロッコ列車は窓がない車両が普通車両になります。
続いて特別客車。窓付きの車両になります。窓はもちろん開閉します。
車内はボックス席になっているので4人グループや8人グループであればオススメの車両です。
ただ、席の向きは固定なので、進行方向と逆側かつ山側に座ってしまうと景色があまり楽しめない難点があります。
続いて特別車両。こちらも開閉可能な窓がついております。
車内は1列に2名席と1名席の3名というゆったりしたつくり。また、シートの背もたれは進行方向に向けて倒すことができるので、行きも帰りも進行方向に向いて座ることが可能です。
オススメの座席は進行方向右側?左側?
トロッコ列車は宇奈月駅を発車したあと、鐘釣駅までは左側の車窓はずっとこんな感じです。
渓谷を見ることができません。
一方で欅平に向かって進行方向右手はこんな感じ。
エメラルドグリーンの絶景が広がります。
ただ、鐘釣駅と欅平駅間では渓谷は逆になりますので、欅平に向かって進行方向左手が渓谷を楽しめるポイントになります。
混雑する時間帯は何時頃?
これはもう圧倒的に午前中が大人気になります。
今回は13時頃に宇奈月駅に到着するトロッコにのって帰ってきたのですが、
すれ違ったトロッコの車両には、
リラックス車両に数人が乗っているだけでありました。
まとめ:トロッコ列車を堪能するならこの席に乗れ!
まずは車両ですが、断然リラックス車両をおすすめいたします。
理由は簡単、80分もの長時間をゆったり座って過ごすことができるから。
さらに宇奈月駅から欅平駅に向かう際にはリラックス車両の13号車は最後尾になります。
つまり去り行く絶景をこのように楽しむことができるわけです。
そしてシートは欅平に向かって進行方向右側がオススメ。途中では新柳河原発電所や、
トロッコ列車ビューとして有名な「ホテル黒部」があります。
こちらはタイミングが合うと、ホテルのスタッフの「お手振り」も見ることができますよ。
そして時間は極力遅い時間帯を選んでおくのが良いですね。
ちなみに車両は指定されますが、車両内自由席になっておりますので、
右側を選んだり、最後尾を選んだりするのは減速として早い者勝ちであります。
なので、改札20分から30分前には並んで待つことをおすすめいたします。
もちろん帰りの欅平駅からも同様ですよ。
いかがでしたか?
黒部渓谷鉄道のトロッコ列車に乗ってみようと検討している皆様の参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!
参考記事一覧
●【トロッコビュースポット:宇奈月駅周辺】黒部川電気記念館や展望スポットをご案内
●【トレインビュー温泉ホテル】ホテル黒部から黒部峡谷を走るトロッコ列車を楽しむ