2019年3月にデビューした、西武鉄道の新型特急、「Laview(ラビュー)」ですが、席はどこに座るのが良いのでしょうか。早速体験してきました。
Laview(ラビュー)の大きな特徴としては前面もさることながら、横から見たときの「窓の大きさ」もあると思います。
このように椅子の足元まで見える大きさの窓をもつ特急車両は初めてではないでしょうか。
車内から見るとホームの点字ブロックも見ることができます。
まずはLaview(ラビュー)のシート解説!
シートはリクライニングと可動式ヘッドレストを装備。
そして大きなテーブルと洋服掛け、さらにドリンクホルダーがあります。
そして観光特急ならではという隠れたポイントは座席を回転したときにもテーブルが肘掛から出るのこと。飲み物の置き場所に困りません。(ちなみに車内販売はありませんので事前に購入することをオススメします)
ただ、小さいお子さま連れでの利用だとパパとママの間に座らせることが出来ないのでちょっと不便かもしれませんね。
それでも肘掛下にコンセントがあるので、回転したときにもコンセントが確保できるのはとても重宝しますね。
グループ旅行や家族旅行で楽しむなら窓の位置に注意!
百聞は一見にしかず。
1枚目の写真と、
2枚目の写真、違いはすぐにわかると思いますが、4名を2名前後で確保して回転する場合、ちゃんと窓のレイアウトと合わせて席を確保しないと、2枚目のように間に柱とカーテンがきてしまい、せっかくの大きな窓からの眺望が半減してしまいます。
グループ旅行で利用される場合はお気をつけくださいませ。
「かぶりつき」を楽しむなら、最前列よりも最後列の8号車12B席!
池袋を発車して秩父まで行く場合、先頭車両は1号車になります。
当然その最前列は大人気。なかなかチケットが取れません。
ですがその場合は思い切って「最後尾の席」が空いているか聞いてみましょう。
なぜかというと飯能駅で進行方向が変わるからです。
例えばむさし6号の場合、池袋を7:30に出発して38分後に8:08に飯能着。
その後、席を回転して8:11に飯能を発車して40分後に西武秩父到着。
つまり、8号車の最後尾を取っておくほうが、結果的には「最前列の眺望」を長く楽しむことができるんです。
その際に取っておくのは12C12D席よりも12A12B席。
なぜかというとCD席は運転席がありまして、前面が見えません。一番良く見えるのは12B席になります。
ぜひ1号車の最前列が取れなかった場合は最後尾もトライしてみてください。
隠れたオススメ席は1号車。
そして個人的なオススメの席は1号車になります。
なぜかというと1号車の構造にあります。
1号車は運転席もあるのでわずか8列しか席がなく、
しかも7列目と8列目は車椅子でも利用できるように席が1席づつあるだけになります。
その広いスペース方向に飯能以降は席を回転して楽しむことができるんです。
もちろんこのスペースを利用するお客様がいらっしゃった場合はその方が優先ですが、
このスペースは窓が大きいだけでなく、そこに席がないので、こうしてワイドな景色を見ることができるんです。
それともう一つのポイントは「トイレが近い」こと。
新幹線等ですと2両毎に1箇所はありますが、ラビューは1号車と5号車のみにトイレがあります。
特に5号車は3号車から8号車のお客さまが殺到するため繁忙期の到着間際等は長蛇の列になります。
ですが、1号車にあるトイレは1号車と2号車の方だけが近く、さらに1号車は定員も少ないので、トイレが空いている場合が多くあります。
さらに1号車のトイレはとても広く快適なんです。
小さなお子さま連れで利用したりする場合や、もちろん車椅子やお手伝いが必要なお客様と一緒に旅行する際には1号車がオススメです。
====
※読者の方から1号車6 ABCD席のADは販売していないとのご指摘がありました。
ご指摘ありがとうございました。お詫びして訂正いたします(2020年6月30日追記)
====
そうこう体験している間にあっというまに西武秩父駅に到着しました。
いかがでしたか。
もしオススメの席が取れなくてもラビューは眺望に配慮した特急列車なので十分楽しむことができますよ。
ぜひ皆様もラビューに乗って、大きな窓から見ることができる秩父の自然を堪能してみませんか。
参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!