岡山から山陰方面への旅行に人気の特急列車「やくも」ですが、
シートを改良して「ゆったりやくも」の名称で親しまれております。
その中でも人気のシートがこちらのパノラマグリーン車。
シートは、2列+1列。
さらにシートが通路より高い位置にあり、景観を楽しみやすいようになっております。
そのため最前列の2名掛けの通路側だけはフットレストがありません。
1名掛けの席はちゃんとありました。
そしてもちろんこのグリーン車の中でも1番人気は前面展望がすばらしい1C席になりますが、
こんかいは乗務員が複数乗車したため1名掛け席のほうにも乗務員が着席しての発車でありました。
もうすこしシートを詳細に見て行きましょう。
リクライニングはこのような感じ。あとはヘッドレストが可動式になっております。
あまりビジネス需要を想定していないのか、テーブルは肘掛から出すこのテーブルのみ。
まあ倉敷をすぎて伯備線に入るとカーブやトンネルが多く、携帯の電波も入りづらくなるので、パソコンを開いている場合ではないからかもしれませんね。
そして入り口近くの2名掛けも通路のレイアウトの都合上、1名席になっておりました。
あとは毛布も入り口近くの網棚に設置されております。
そしていよいよ出発。まずは山陽本線を西に向かいます。
ちなみに窓は大きめなのですが、座る座席によって、このように柱が遮る席と、(写真は10列目)
遮らずに車窓を楽しむことが出来る席(写真は11列目)があります。
そして倉敷駅をすぎるといよいよ伯備線に入ります。
ここからは山あいを縫うように敷かれた区間を走ります。
伯備線では「やくも」は主力列車なので、出雲市までの終点までに3本前後すれ違いを楽しむことが出来ます。
方谷駅や、
足立駅で、上りの「やくも」とすれ違いました。
そして米子駅近くになると、山陰の名峰、大山が車窓右手に見えてきます。
米子では鳥取駅に向かう「スーパーおき」とすれ違い。
そしてここで乗務員が降車して、
ようやくパノラマグリーンを満喫!
やはり乗務員がいないと見晴らしも良いですね。
(もちろん乗務員も仕事で乗務しているので、もし複数で乗ってきてもそれも含めて楽しむことが肝要です。)
ここからは山陰本線をひたすら西に向かいます。
そして松江駅に到着。
今回は松江駅で下車しました。
ちなみに今回乗車したパノラマグリーン車は通常のグリーン車と同じ料金です。もちろん最前列の1A、1B、1C席も同額ですので、乗車する機会がありましたら、「一番前は空いてますか?」と聞いてみることをオススメします。
(岡山方面に向かう場合は最後尾になりますのでご注意ください)
参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!