前回のレポートで「海里」の車両を紹介いたしましたが、
4号車のダイニングカーは「びゅう」の旅行商品を購入した人以外は入ることもできません。
今回はこちらの食事コースのレポートをお届けいたします。
ウエルカムドリンクサービスがある。
まずはこちらのウエルカムドリンクのサービスから。
アルコールは「月山ビール」か、
ロゼのスパークリングワインから選ぶことができます。
鶴岡駅でラウンジサービスを受けることができる(上りのみ)
さらに、鶴岡駅では24分停車。その間に4号車利用のお客様限定で
FOODEVER(フ ー デ バ ー)彩鶴(あやつる)
というラウンジを利用することができます。
ラウンジ内はこんな感じ。鶴岡駅から乗車する方はこちらを待合室として利用することもできます。
さらにケーキセットとドリンクもしくは、
お菓子のお土産セットのどちらかを選んでサービスを受けることができます。
鶴岡駅を出るといよいよ食事タイム!
鶴岡駅を出るとアテンダントの方がパネルにて食事の説明をしていただけます。
ドリンクは追加もできます。(有料)
せっかくなので風味爽快ニシテをいただきます。
ちなみに3号車の売店では1号車と2号車利用のお客様も購入することができます。
(ただし容器はグラスではなくプラスチック容器になります)
そして食事が運ばれてきます。上りは
奥田政行氏が監修し、「アル・ケッチァーノ」のシェフが調理した、
”奥田イタリアン”をいただくことができます。
内容は
手前が「海と畑の箱」。
たっぷり庄内やさいのアル・ケッチャーノ風バーニャカウダ、だだちゃ豆のピスタチオ仕立てとリコッタチーズ、鮭の43°調理、黄金のイワナの卵。
そして奥が「海と大地の箱」。
庄内浜の地魚とブロッコリー、塩こうじのかおりをつけて焼いた鶏にキノコのトマトソース、庄内豚と在来野菜の藤沢カブの焼畑仕立て、ゴボウが主役の牛タンとゴボウのピューレ、庄内米パスタと山クルミペーストあえ。
そして白ワインと赤ワインをオーダーして楽しむわけです。
続いて、庄内の砂丘大根を使ったクリームスープ。
そして、「ファリナモーレ・ドルチェの箱」は
くじらもちを入れたトルタディチョコラータ、庄内銘菓シルクマカロン、わんぱく農場の「わんぱくたまご」のプリン山クルミのキャラメルがけ。
一緒にコーヒーか紅茶を選ぶことができます。
食事は下りは和食、上りは洋食ですが、
上りだと鶴岡駅のラウンジが使えることと(冬ダイヤはのぞく)、
専用の展望スペースが先頭になることがメリットかもしれませんね。
桑川駅で日本海の荒波を堪能
そして冬ダイヤ期間は長時間の停車はありませんが、冬ダイヤ以外ですと、桑川駅に長時間停車いたします。
この駅のサービスは4号車のお客様だけでなく、「海里」に乗車しているすべての皆様が利用可能。
こちらは「海里」が停車することに合わせて待合室を新設。
「うみ」の待合室、
「ゆき」の待合室、
「ゆうひ」の待合室の3つがあります。
さらに駅の横には物産店が併設。
お土産が買えるほか、
1階の喫茶コーナーでは
海里が停車中のみ販売するという「スペシャル日本海ソフトクリーム」をいただくことができます。
さらに2階のレストランフロアでは、
あおさの味噌汁を買うことも出来ますよ。なんと味噌汁はたったの100円!
ちなみにアイスも味噌汁も海里の車内持ち込みが可能です。
そして2階の展望デッキからは、
日本海の荒波を感じることができますよ。
というわけで、あっという間に新潟駅に到着。
楽しい列車でありました。
皆様も機会がありましたら、ぜひ「海里」のダイニング車両を利用してみてくださいませ。
というわけで、よい「鉄分」を!