さて、787系には2種類あって
通常グリーン車と自由席が併設された編成と、
1号車がまるまるグリーン車になっている編成があります。
主に6両編成もしくは7両編成の787系で使用されており、「にちりん」「かもめ」「かいおう」「きりしま」等九州の主要特急で使用されております。
こちらの車両は普通のグリーン車両ではなく、なんと3種類のグリーン車があるんです。
グリーン車が3種類あるのは、JR東日本のサフィール踊り子等一部の列車しかありませんが、
JR九州ではたくさん乗車する機会があるんです。
さっそく見ていきましょう。
通常のグリーン車のレポート
こちらは2列+1列。
リクライニングもしっかり。
テーブルは袖から引き出すスタイルです。
そしてそのグリーン車の先にパーテーションで仕切られたたった3席の至福の空間があるんです。
DXグリーン車のレポート
こちらが3席しかないデラックスグリーン車。
まず、気づくのは前後のシート間隔がとても広いということ。
2列席は中央にテーブルを配置。ここから引き出すこともできます。
コンセントは1席に2か所あるというぜいたくなつくり。
そしてシート間隔の広さはこのボタンにありました。
なんと140°超のリクライニング。これだけ倒れるシートはJRの中で最高ランクであります。
もちろん電動リクライニングですよ。
そのほかに専用のハンガー等も設置されております。
ちなみに今回は宮崎空港と延岡で利用したのですが、通常のグリーン料金は1,050円。
DXグリーン車は1,630円と約1.5倍の料金になります。まあこれだけの差額であればDXグリーン車はおすすめですよね。
さらに個室グリーン車も設置!
さらにお勧めのグリーン車がこちらの通路にあるんです。
それが、こちらのグリーン車個室。
こちらは3人掛けのソファと、
1名掛けのリクライニングシートが1席。定員は4名です。
照明のボタンと、トイレが使用中かどうかも室内で分かります。
そして中央にはテーブルがあり、
広げるとこれだけの大きさになるので、みんなでお弁当を持ち込んで楽しむことが出来ます。
ハンガーラックもついておりました。
そして何よりこの席のメリットはこの車窓をグループで独占できるということ。
こちらの個室はグリーン料金2人分をお支払いすれば1人でも利用可能です。
というわけで、
デビュー時にはブルーリボン賞も受賞した車両は30年近くたってもそのクオリティを維持しておりました。
ただ、当時と違って車内販売がないので、グリーン車でゆったり楽しむのでしたら、食べ物や飲み物を事前に買って乗車することをおすすめしますよ。
というわけで、よい「鉄分」を!