先月の28日にラストランが予定されていたにも関わらず、コロナの影響で中止になり、ひっそりと引退した列車があります。
それが「伊豆クレイル」。
本来でしたらラストランは大賑わいになるはずでしたが、このご時世では仕方ないかもしれません。
そこで今回は活躍していたころに乗車したレポートをお届けしつつ、惜別の記事としたいと思います。
私が乗車したのは伊豆急下田駅。
もうこの並びも見ることが出来ません。
当時はスーパービュー踊り子や成田エクスプレスを踊り子として運用したりしていたので、伊豆急下田駅は華やかでした。
さて、さっそく車内を見ていきましょう。
車内は全車グリーン車
伊豆クレイルは「大人のリゾート列車」をコンセプトとしており、全車グリーン車。
そういった意味ではサフィール踊り子とちょっとかぶるかもしれませんね。
●参考記事
さっそく車内を紹介。
1号車はお2人様用のカウンター席(海側)&向かい合わせ席(山側)。
山側の対面席は座面を少し高くしているので山側の席でも海が見やすくなっています。
2号車はバーカウンター&ラウンジ。
カウンターではアルコールの販売もあります。
また、車端には伊豆の見どころなどを紹介する大型のディスプレイを設置しております。
3号車はびゅう旅行商品専用のコンパートメント席。
西伊豆の夕陽をイメージしたオレンジ色の座席が特徴的でした。
そして4号車は
回転式リクライニングシート&固定式ボックスシート。
こちらのみ一般客向けとして乗車券・グリーン券のみで乗車できる車両になっております。
車両の一部はこうして4名ボックス席になっているのも特徴でした。
伊豆クレイルの楽しみ
伊豆クレイルは観光列車だけあって、イベントも盛りだくさん。
まずはこちらのラウンジでは、
こうしてライブが開催されておりました。もちろん無料。
そしてカウンターでは、
ホスピタリティがすばらしいアテンダントの皆様がおもてなし。
アルコールのカップにも伊豆クレイルオリジナルのロゴがあります。
個人的なオススメは、小田原冷凍ミカンサワー。
車窓とともに楽しみます。
また、女性をターゲットにしていたこともあり、サンドイッチも
曽我の梅のカスクートサンド
といったこだわりのメニューがありました。
こうして伊豆クレイルの車内から伊豆の海を見ることはできなくなってしまいましたが、
4年間お疲れさまでした。
というわけで、よい「鉄分」を!