長年にわたり大井川鐵道で不動の人気を誇る「きかんしゃトーマス」ですが、実際に乗りに行こうと思ったときに、何から手を付けていけばよいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなご家族のために、今回はチケットの手配方法から、楽しむポイントをたっぷりお届けいたします。
ポイント1:チケットはツアーを狙おう!
もしトーマス号に乗車したい場合は、ローソンチケットが専売ですのでこちら一択です。
ただ、人気がとても高く、すでにこの時期で10月までの予約はいっぱいです。
ですが、そういった場合は公式サイトのツアーを狙いましょう。
パッケージツアーはランチバイキングが付いた日帰りプランがおすすめ。
このパッケージツアーの標準価格は11,000円ですが、
・トーマスの片道乗車:3,050円
・トーマスフェア入場券:500円
・トーマス整備工場 :500円
が入っており、そのほかに「ランチバイキング」と「バス送迎」がパックに組み込まれているので、結構お得感があります。
そして、もし1泊2日で検討されている場合にお勧めのプランは
なんといっても、
●きかんしゃトーマス号 川根温泉宿泊パック【和室プラン】
になります。
料金は大人 23,800円~32,800円(ご出発日によって金額が異なります)とちょっと割高ですが、こちらをお勧めするポイントは
ファミリーで1部屋に一緒に泊まることが出来る大きな部屋と、
トレインビューポイントの大井川第一橋梁を一望できるロケーション、
そして源泉かけ流し檜風呂付きという贅沢なお部屋になります。
●参考レポート:【トレインビュー旅館】機関車トーマスを楽しむことができる川根温泉ホテルに泊まってみた
さらに、夕食も朝食もついており、子どもも喜ぶバイキング形式。
その上で、
・トーマス号の片道切符
・大井川本線フリー切符2日間
・トーマス号乗車時のお弁当
が付いています。
なので家族で温泉旅行を考えると決して高くなく、むしろ通常の温泉旅館に泊まる金額で、トーマスのチケットが付いてくると考えるととてもお得ですよね。
また、関東エリアや愛知以西等、遠方からいらっしゃる場合は、日程にゆとりを持つことができるのも大きなポイント。
例えば、塩郷の吊橋に寄ったり、
●参考記事:
さらに奥大井湖上駅に足を伸ばしても良いかもしれませんね。
●参考記事:
ポイント2:千頭駅からトーマス号に乗る方は、いったん新金谷から金谷駅に向かいましょう!
さて、トーマス号に乗るプランは3つありまして、
●新金谷駅から千頭駅まで乗車するプラン
●千頭駅から新金谷駅まで乗車するプラン
●往復ともトーマス号に乗車するプラン
とありますが、往復もしくは新金谷駅から乗車する場合はトーマスの指定席で座っていけるため問題ありませんが、千頭駅から新金谷駅までトーマス号に乗車するプランの場合は少々工夫が必要です。
千頭駅からトーマス号に乗車する場合は、大半の方の行動パターンは
●新金谷駅の駐車場に車を停める。
↓
●大井川鐵道の普通電車に乗って新金谷駅から千頭駅まで行く
↓
●千頭駅の「トーマスフェア」に参加する
↓
●千頭駅から発車するトーマス号に乗車する
↓
●新金谷駅に到着して、「トーマスの整備工場」を楽しむ。
↓
●駐車場に戻って帰途につく
というパターンになるかと思います。
この中で一番のポイントは
●大井川鐵道の普通電車に乗って新金谷駅から千頭駅まで行く
になります。
ちなみに新金谷駅の駐車場は、当日にトーマスのチケットを持っている方専用の駐車場があるので、満車で停めることが出来ないということはありませんのでご安心ください。
話を元に戻します。
大井川鐵道の普通電車は基本的に2両編成。
そこに7両の客車をつなげたトーマス号に乗車するお客様が乗車するわけです。
私が利用した時も新金谷駅出発時にはお子様連れの方もたくさんいる中で、席が無くて立っている方も結構いらっしゃいました。
そこでお勧めは、
●一度新金谷駅から金谷駅に向かう普通列車に乗車して席を確保すること
です。
百聞は一見に如かず。
金谷駅はJRとの接続駅ですが、ここから乗車して千頭駅まで向かう方はほとんどいません。
また、単線で折り返しのために必ず席が確保できます。
前述のパッケージツアーで申し込むと、大井川本線フリー切符もついてくるので、こうして金谷駅まで行って折り返し乗車が出来ることも大きなメリットですね。
今回は旧東急線の車両でしたが、旧近鉄や旧南海の車両に当たると、こうしてボックスシートの座席もあるので、家族で席を確保できるとより一層旅情が増しますよね。
また大井川鐵道の普通電車にはトイレがついてないので、あらかじめ済ませておくことを忘れないようにしましょう。
ポイント3:千頭駅トーマスフェアは時間に余裕をもって楽しもう!
千頭駅でのトーマスフェアはみどころたくさんです。
転車台はもちろんのこと、
ラスティや、
ヒロやパーシーと写真撮影することが出来ます。
これらをゆったりと楽しむのであれば、1時間は確保しておきたいところ。
さらに、トーマス弁当等を食べるのであれば2時間くらい余裕を持っておくと安心ですね。
さらに個人的なオススメは千頭駅から徒歩5分くらいの場所にある、カフェグランマ。
なんと、店内からトーマスの入線をこの至近距離で見ることが出来ますよ。
●参考記事:
人気店なので週末は予約が出来るかも含めて事前に電話することをおすすめします。
ポイント4:新金谷駅でもトーマスを楽しもう!
さて、無事に新金谷駅に戻ってきたら「トーマスの整備工場」を楽しみましょう。
こちらも今年はコロナウイルスの影響により、トーマスのチケットを持っている方しか入ることが出来ません。なので密を避けて楽しむことができます。
整備工場の奥にはレアキャラ?の消防車のフリンもいたりと楽しめます。
ちなみにチケットがないお客様でも新金谷駅前のプラザロコでは、
昔の駅の模様を再現したエリアがあったり、
お土産やトーマスグッズを買うことは可能です。
また、整備工場見学チケットを買わなくても、こうしてトーマスを間近で見ることが出来ますよ。
いかがでしたか。
ぜひ皆様もトーマス号に乗る際には参考にしていただけると幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!
●大井川鐵道およびきかんしゃトーマス号関連記事は以下よりご覧ください。