先日、子どもと一緒に小田原から新宿までロマンスカーに乗ってきたのですが、なんと「展望席最後尾エリアを独占」状態でした。
なかなか無い貴重な体験だったのですが、素晴らしいおもてなしをいただいたのでレポートいたします。
小田原駅乗車時に社内販売が無いことを車内放送で告知してくれる。
最後尾の車両で記念撮影をして乗り込むと同時に車掌さんが、
「コロナ感染拡大防止のために車内販売はございません。小田原駅停車はあと5分ほどありますので、必要な方はホームの売店等でお買い求めください」
との丁寧なアナウンス。
うっかり、手ぶらで乗車するところでしたが、大人の楽しみを購入することができました。
途中駅のホームの駅員や待ち合わせの電車の車掌さんが手を振ってくれる。
ロマンスカーの後方展望は前面展望同様、ホームもよく見えます。前面展望との大きな違いは、最後尾の展望席で子どもが手を振っていると、車掌さんやホームの駅員が出発するロマンスカーに手を振り返してくれること。
これって子どもにとってはとても嬉しいことなんですよね。自分が特別な車両で特別におもてなしを受けているんだって子どもなりに感じているようで大興奮です。
特にこのようにガラガラな状況だと、手を振る行為はおざなりになりがちですが、このような状況下でも、ちゃんと途中停車駅の皆さんは手を振り返してくれました。これって小田急電鉄の社内でも徹底されているのでしょうね。とても感動しました。
おかげさまで子どもはずっと窓のほうを見て大興奮。
ちなみにサイド展望も見やすくて、たまに車両基地に別のロマンスカーがいるのを見つけると横の窓も見て大興奮。これが展望席の醍醐味ですね。
何といっても車掌さんがすばらしいホスピタリティ!
今回は途中駅に停車する「はこね」に新宿まで乗車したのですが、最後の停車駅の新百合ヶ丘を出てから、サプライズがありました。
まずはロマンスカーカードをいただいた後に、
「もしよかったら帽子をかぶってみる?」
って言ってくれました。
これには子どもも大喜び!
そのあとは
「子どもの夢は運転手になることなんです。」
といったら、
「お兄さんもロマンスカーが大好きでこの会社に入ったんだよ」
って子どもに話しかけてくれました。
車掌さんと2ショットの写真も撮影できて大満足。
N車掌、本当にありがとうございました。
そして素晴らしいのは、新百合ヶ丘を発車して、展望席にはもう誰も乗車してこないとわかってから、
「そろそろお子様も飽きてきたころですよね」
って話しかけてくれたこと。
こういったロマンスカーのカードを配るのは、もしかしたらマニュアル化されているかもしれませんが、「業務」として遂行するのであれば小田原駅を出てすぐに配って終わりにすると思うのです。
でも乗客が少ない時だからこそ、こうして子どもが飽きそうな時間帯に、ほかの乗客が乗ってこないことを確認してからおもてなしをしていただけることにとても感動しました。
※今回は偶然にも展望席に私たちしかいなかったので、ここまでおもてなしをしていただけたと思いますが、あくまでも業務の合間にしていただけることなので、混雑状況等に寄っては、すべての方が同様にしていただけるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。ともかく今回の車掌さんの神対応に感謝申し上げます。
おまけ:新宿駅でも充実した設備
そして子どもがまったく飽きもせず、眠りもせず新宿駅に到着。
そうなると子どもにとって重要なのはトイレ問題。
1時間以上座席で大興奮だったのですから、現実に帰った時にふとトイレに行きたい!っていうこともよくあります。
そこでおすすめは地上ホームから一つ下がったこちらのトイレ。
ちゃんとママやパパと一緒に使える子ども専用のトイレが完備されておりますよ。
というわけで、大満足のロマンスカーの旅でした。
こういった状況でもきちんとおもてなしをする企業姿勢や車掌さんのホスピタリティに感動いたしました。
また利用させていただきたいと思います。
参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!
●参考動画
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