京成本線の市川真間駅は1日の平均乗降人員が7,000人強の各駅停車しか停まらない、一見するとよくある私鉄の駅ですが、その構内には駅員さんのこの駅に対する愛情がとてもわかる仕掛けがたくさんあるんです。さっそく見ていきましょう。
改札外にも楽しみが盛りだくさん。
改札に入る前にもたくさんのアートが。路線図と時刻表の上には、
花でできたスカイライナー。
そして市川市在住のアーティスト松崎氏の作品も飾られており、
その横にはJRの市川駅までの経路の案内が総武快速線の新型車両のイラストとともに掲示されています。
こちらも手作り感満載。
そして改札前にも、
手作りの顔出しパネルと、
麻生氏の作品のアマビエがお出迎え。
そして改札を抜ける時も要チェック。細かいですが京成電鉄の車両が貼られているんです。
改札内も駅員さんのおもてなし満載!
改札をはいるとまず目に入るのがアートウォール。
伊藤氏の作品「メタルローズ」や、
百田氏の絵画も飾られています。
そして一番駅員さんの愛情を感じることができたのがこちらのチラシコーナー。各駅停車しか停まらないにも関わらず、とてもきれいに整えられて飾ってあります。これは手にとってみたくなりますよね。
ちなみに数駅先の同じ各駅停車しか停まらない駅のチラシコーナーはこんな感じ。違いは一目瞭然ですよね。決してこの駅が悪いというわけではなく、市川真間駅の展示が素晴らしすぎるんです。
そしてホームに向かうエレベーターには市川真間駅今昔物語の写真があり、
塗り絵もあって、
完成した作品が飾られています。
ホームも楽しい仕掛けがたくさん!
ここまででも盛りだくさんですが、ホームに降りてからも仕掛けがあります。
ベンチのソーシャルディスタンスの告知もテキストだけではなくキャラクター入り。
そして百田氏の大きな画がホームでもお出迎え。
そして階段にある「右側通行」の告知にも、
よく見ると電車のアイコンがありました。
駅員さんに、少しお話を聞くことができたのですが、3代前の駅長さんが、こういったおもてなしに注力をはじめてから、代々引き継がれているとのこと。駅長さん以外もこの駅のスタッフの皆さんもとってもホスピタリティにあふれる方ばかりで、駅のホームにごみが落ちていないことからも駅への愛情を感じることができました。
これからもこうした駅を応援していきたいですね。
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