先日伊予灘ものがたりが車両リニューアルのため、2021年12月27日がラストランになると公式サイトで発表されましたね。
前回は車両編と八幡浜編をご紹介しましたので、
今回は「道後編」をお届け。
出発はもちろん八幡浜駅。
この大きな行先案内板が良いですよね。
既にホームにはマットが敷かれ、乗車できるようになっておりました。
車両編で詳しく解説しましたが、この左右非対称の車内はとてもゆったりした空間。
今回は2号車に乗車しました。
そして出発。八幡浜駅のビルの窓からもお見送り。
JR四国の観光列車の良いところはこうしていろんなところでお出迎えやお見送りがあるところ。お遍路さん文化の影響ともいわれてますよね。
そして楽しみの一つでもある食事。道後編はアフタヌーンティーの提供でした。
20食限定の中身はゼリーや、サンドイッチ、マロンのデニッシュ、清見のマカロン、いよかんとナッツのパウンドケーキ、洋梨のタルト、チョコレートプリン、うさぎクッキー、フルーツ、スコーン、媛ベリーのジャム、北欧紅茶でした。
※乗車時のメニューになります。季節によってメニューは変わります。
美味しくいただいていると、遠くに見えるお城からも、
のぼりを振ってお見送り。
飲み物は紅茶以外にも、
抹茶や、
カクテルをいただくことができました。
途中駅でも
たくさんの方が手を振っていただきます。
この沿線の皆さんとの一瞬の交流だけでもこの列車に乗る価値はありますよね。
自宅で手を振るだけでなく、ちゃんと横断幕を用意している方もいたりと、本当にみてるだけで感動します。
そして列車は道中のハイライト、下灘駅に到着。
伊予灘がきれいに見える駅で8分間停車。
季節によっては夕日のシーンとちょうど合うかもしれませんね。
とても静かな時の流れる駅でした。
その後は伊予上灘駅で駅長犬や副駅長猫がお出迎え。
お見送りもしてくれます。
それにしても地域の皆さんのおもてなしだけでなく、車内で働くスタッフの皆さんのホスピタリティが素晴らしいことに感動。記念写真撮影や、ガイド、料理や飲み物の提供はもちろんなのですが、
無事に松山駅に到着したときに、
こうして乗務員の皆さんが食器の入ったケースを外までご自身で運んでいる姿を見かけてさらに感動しました。「おもてなし」ってこういった陰の姿勢が反映されますよね。
また乗りに行きたい観光列車のひとつです。
ぜひ皆さんも四国に行った際には「ものがたり」シリーズの観光列車であたたかい「おもてなし」に触れてみてくださいね。
参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!
●「ものがたり」シリーズのレポートは以下をご覧ください。