新幹線の単独駅として1982年の上越新幹線開業と同時に開業した上毛高原駅は、開業前の「仮称」がそのまま駅名として採用されている珍しい駅です。
現在はどうなっているか、降りてチェックしてきました。
乗降人員は上越新幹線の中でも浦佐駅とならんで少ない方なので、自動券売機も2台。ただ「みどりの窓口」がちゃんとありました。
また、自動改札の設置台数も2台と、こちらも新幹線改札口としては一番少ない駅ではないでしょうか。
ただ、上毛高原駅は谷川岳や尾瀬といった登山家やハイカーの玄関口。地元の方もそれをPRしようと、駅をしっかり活用していました。
まずは駅の壁面。「赤い城山」が大きく描かれています。
そして駅構内に入ると2017年にオープンした休憩所「tanigawa hanare」がお出迎え。
谷川岳の玄関口らしい、ジオラマが展開されています。もちろん作品内に入ることは出来ません。
それ以外にも休憩室は駅構内の中央にあって、
こちらは従来通りの待合室になっているので、
発着案内もちゃんと設置されています。もちろんこちらにも地元の案内が盛りだくさん。
そして駅そばの有名スポットもありますが、
おすすめは、2018年にオープンした情報発信型店舗「みなかみツェルト」。
店内は地元の名産品も多数。
その中でもおすすめはこちらの森の香り。東京に戻っても谷川岳の香りを楽しむことができます。
店内にはイートインスペースもあって、
なんと地ビールもいただくことが出来るんです。
さっそくピルスナーとヴァイツェンをいただきました。
このグラスは特産品として販売しているグラスを使用しているのも嬉しいですね。
他にも映像やポスター、
黒板には地元愛あふれるPRが大きく描かれておりました。
こうして、地元の方のおもてなしあふれる駅は、何回でも利用したくなりますよね。
参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!