E4系は、オール2階建て新幹線の2代目として、1997年12月に東北新幹線で営業運転を開始しました。
10月1日に定期運用ラストランも決まり、まもなく引退ということで上越新幹線の各駅ではポスターも掲示されております。
Maxの8両編成を2本連結した16両編成時の定員1,634名は、高速車両としては世界最大の定員数としても有名ですよね。引退間近は混雑が予想されるので、ちょっと早めに乗車してきました。
グリーン車は7号車と8号車の2列+2列
まずはグリーン車から。8両編成の場合は7号車と8号車、16両編成の場合はさらに15号車と16号車がグリーン車になります。デビューから20年経っていますが、あまり古さを感じさせません。
リクライニングもゆったり。
フットレストはレバーを引いて利用するスタイル。
先頭座席には足置きも完備しています。
デビュー当時の懐かしい施設もたくさん!
そして当時から導入されていた車いす用トイレ。
5号車と8号車にあります。
公衆電話も設置された状態でした。ただし使用はできません。
さらに使われなくなったミニ売店も。
こちらは充電器スペースになっておりました。こうしてスペースを再利用しているのは嬉しいですよね。
さらに2階建て新幹線で導入されたのがこちらの「車内販売カート専用エレベーター」。
ちょうどアテンダントの方が通ったので、許可を得てカートを出すところを1枚だけ撮影させていただきました。このカートもエレベーターも見納めですね。
そしてもう一つMaxの名物座席といえば、デッキに設置されたこちらの折りたたみ席。
混雑時はこちらの席にお世話になりました。駅に停車するたびに立ち上がって乗り降りの邪魔にならないようにしていたのもよい思い出です。
Maxおすすめ最強席は6号車の15番から17番
そしてグリーン車に次いでゆったりできる席は6号車の15番から17番。ここの最大の特徴は1階と2階に分かれていない部分のため、天井もゆったりしていることと、同様の座席は2号車と4号車にもありますが、6号車だけ2列+2列なのです。ただし車いすの方優先になりますので、ご注意ください。
自由席利用の場合は4号車2階がおすすめ。
そしてこれもMaxの特徴ですが、通常自由席として使用される1号車から3号車の2階はこうして3列+3列かつ、中央席にはひじ掛けもなく、リクライニングができません。これは家族連れで利用する場合ならともかく、知らない人と3人並びで利用するにはちょっと狭いですよね。
その場合は1階部分がおすすめ。2列+3列かつひじ掛けやリクライニングもあります。
なので眺望は必要なく、ゆったり座りたい場合は1階、
家族連れで子どもに2階からの眺めを見せてあげたい場合は2階
がおすすめ席になります。
ですが、4号車が自由席になっている場合は迷わず4号車の2階を選びましょう。
通常は4号車~6号車は指定席車両なのですが、4号車も自由席で運用されれる場合があります。
その場合は2階席も2列+3列のシートになっており、ひじ掛けもリクライニングもあるシートで眺望を楽しむことが出来ます。
外観のデザインも見納め
そして外観にも「Thank you! Max!」のシールが貼ってありました。
これからは混雑が予想されますが、お互いにマナーを守って譲り合って利用したいですね。