さて、2021年10月7日(木)に発生した地震の影響でJRは全線が運転見合わせになりました。
ですが、復旧は路線によって大きな差が出ました。
●参考記事:当日の路線別時系列レポートはこちら。
山手線は当日中に比較的早く運行再開しましたが、東海道線は路線の距離が長いこともあり、復旧は翌日以降にずれ込みました。ちょうど平塚駅にいたので、翌日の模様をレポートいたします。
7時前に平塚駅に到着したときには、まだ東海道線は運行再開されておらず、改札前にも再開を待つ通勤・通学客の姿が多くいらっしゃいました。
こちらが6:40現在の運行情報。東海道線、横須賀線、南武線、京葉線、武蔵野線の一部が赤い表示のままですね。
そして平塚駅の出発案内も準備中のまま。
その後構内放送で
「7:00頃に運行再開します」
とのこと。さすがに再開直後だと、グリーン車ですらこの長蛇の列だったので9:00頃に再度平塚駅に行くことに。
すると発車案内も表示が復活していたのですが、よくよく下りの時刻を見てみると、
昨晩の23:57発熱海行きの列車がまだ到着していないとのこと。約9時間遅れていますね。関係者の皆様、本当にお疲れ様です。
このころになると平塚駅始発の電車もあったのですが、いつ発車するかわからないとのこと。平塚以西からくる列車を優先させていたようです。
そして平塚から乗車した列車は、グリーン車がすでに満席。茅ヶ崎や藤沢では通路での立客が多くなり、戸塚ではグリーン車の車両自体に乗れない方が多数。その後約1時間かかって横浜駅到着。ここで大幅停車。理由は東海道線の駅間が長いことにあります。品川、川崎、横浜、戸塚、大船といった各駅の間で列車を止めないように前の電車が発車してから動かすとのこと。そしてこの時間帯はすべて東京駅折り返しでの運用になっており、かつ東京と品川のホームにすべて電車が止まっているとの案内がありました。つまり折り返しの下り電車が発車しないと、上りの電車も到着できないのです。
結局品川駅に到着時にそのまま乗るのを断念して山手線で東京駅に向かいました。品川駅では常磐線もすべて上野駅始発に変更になっていたり、
横須賀線もすべて東京駅折り返し。そしてこちらでも3時間遅れの列車もあります。
こうして発車案内を見ると震災翌日まで影響が残った路線が多かったようです。
今回の震災では14時過ぎに湘南新宿ラインも復旧し、夕方のラッシュにはなんとか平常運転に戻っていた路線が多くありました。こうした震災の中でも復旧に全力を注ぐ感会社の皆様には感謝しかありません。利用者もこうした非常事態の時には節度を持って利用したいですね。
というわけで、よい「鉄分」を!