静岡県にある熱海駅はちょっと特殊な管轄になっている駅です。東京方面から見た場合、新幹線・在来線とも静岡県に入って最初の駅になるということもその一つですが、
実は熱海駅は、JR東日本とJR東海の共同使用駅であり、新幹線構内はJR東海新幹線鉄道事業本部が管理し、在来線構内はJR東日本横浜支社が管理・駅業務を実施することになっています。その特徴が改札機にも表れているということで、先日東京駅から東海道線グリーン車に乗って熱海駅に行ってきました。この車両はJR東日本ですね。
●参考記事:
百聞は一見に如かず。こちらがその改札機。
JR東日本管内(横浜・東京方面)から利用した方と、JR東海管内(静岡・沼津方面)から利用した方で改札が分かれているんです。それぞれSuicaとTOICAで違うのですね。
また、熱海駅前には小型SLの「熱海軽便鉄道7機関車」があります。明治20年から大正12年まで、小田原と熱海の間を時速10kmで走っていた機関車とのこと。
時速10kmではしる機関車を見た後は、最高速度300kmオーバーも実現可能なJR東海が誇るN700Sで帰京します。
こうして、JR東日本とJR東海、機関車と新幹線といった対比を一つの駅で体験できる駅は珍しいですよね。ぜひ皆様も熱海駅を利用する際には駅前の機関車もチェックしてみてくださいね。