茨城県ひたちなか市にある「ひたち海浜公園」ではコキアの見ごろを迎えております。
それに合わせて蘇我、海浜幕張、西船橋から勝田まで、武蔵野線と常磐線を経由して「コキア蘇我号」が運行されました。
使用車両は国鉄色として復活したE653系。
西船橋を出ると水戸駅と勝田駅まで停車せずに運行します。途中の車内では水戸支社の社員がカタログ等を配布するなど、観光列車の要素も満載。車内は全席指定席ですが、90%以上は座席が埋まっておりました。
ちなみにE653系はグリーン車がとてもすばらしいのですが、グリーン車は発売当日に売り切れておりました。
というわけで、今回は普通席車両。ヘッドカバーがないのがちょっと気になりましたが、それ以外は東北で活躍していた当時の車内と変わりありません。
そしてこの列車の運行ルートにも注目。今回は武蔵野線と常磐線を使って勝田駅まで行くのですが、大宮方面からくる場合はそのまま南流山から北小金に武蔵野線と常磐線の連絡線が通っているのですが、西船橋方面からくるとそのまま常磐線に入るルートがないので、新松戸駅を通過したあたりで10分ほど停車して、進行方向が変わります。その間に運転士と車掌が車内を通って移動します。
駅以外の場所で停車して進行方向が変わる特急列車というのは珍しい体験でした。
そして列車は定刻に勝田駅に到着。ここでも水戸支社の皆さんからお出迎えをいただきました。
帰りもタイミングがあったので、「コキア号」を利用して帰ってきました。
帰りの乗車率は70%くらい。行きと同じルートを通って西船橋駅に到着。西船橋駅のホームでは多くの「撮り鉄」の皆さんが先頭車両付近で撮影しておりましたが、皆さんマナーを守って撮影されておりました。
普段は武蔵野線で見ることがないE653系でしたが、往復とも楽しませていただきました。次回の臨時列車の運行も楽しみですね。
というわけで、よい「鉄分」を!
●参考:E653系のグリーン車を含む車内のレポートはこちら