鉄道好きサラリーマンにとっては憧れの「新幹線通勤」。なんといっても満員電車ではなく、座って通勤できるのが大きな魅力です。
今回は那須塩原駅から平日朝の新幹線に乗って体験してきました。
那須塩原駅から東京駅までは1時間ちょっと。中央線であれば八王子から東京、東海道線であれば茅ヶ崎から東京と同じくらいの所要時間ですね。今回は7:20那須塩原駅始発の「なすの264号」に乗車。
ちなみにこの時間の「なすの」はグリーン車とグランクラスを除いて全車自由席。「はやぶさ」「こまち」の運用では全車指定席なので、席が選び放題というのも魅力です。
先頭車両まで行ってみました。右が回送、左が「なすの」。そして通過列車の「つばさ」を見ることが出来ました。
さっそく乗り込みます。今回は2号車に乗車しましたが、那須塩原駅発車時点ではガラガラ。
ただ、途中駅からもたくさんの方が乗り込んできます。2号車は
・宇都宮:約20人
・小山:約10人
・大宮:約10人降りて、2人乗車
といった感じでした。
なので、ほぼすべての席が2名掛け、3名掛けに一人ずつという贅沢な空間でありました。そして誰もかいわせず、起きてスマートフォンを見たり読書や新聞を読んだりしている人が半分、寝ている人が半分という比率。
ちょうど車掌さんがデッキにいらしたので、聞いてみたところ、車両によって混雑度合いが違うそうです。
一番混んでいるのが5号車から7号車付近。みなさん常連さんばかりなので下車駅のホームで階段に一番近い車両を利用する傾向があるそうです。今回も7号車あたりは80%くらいの乗車率でした。
ちなみに8号車の新幹線オフィス車両ですが、さすがにこの時間では電話会議をしている人はいませんでした。こちらの車両も起きて仕事をしたり、スマートフォンを見ている方と寝ている方が半々くらい。
もし時間に余裕があるのであれば「こまち」側の車両のほうが比較的すいているそうです。
そして定刻通り8時28分に東京駅に到着。所要時間1時間8分の通勤でした。
初めて新幹線通勤を体験しましたが、これは快適ですなあ。一度体験するともう満員電車に戻れなくなりそうです。
あとは
・通勤定期代が高い
・終電が速い
・本数が(通勤電車と比較すると)あまり多くない
といったところが懸念点ですが、それ以上にメリットがありそうな通勤スタイルだなあと感じました。
地方移住を検討している方は、まずは新幹線通勤を体験してみるのもよいと思います。
という訳で、良い「鉄分」を!