以前にダイナミックレールパックについてのおすすめ記事を書きましたが、
実際に利用してきましたので、利用した所感をレポートいたします。
【再確認】ダイナミックレールパックは「旅行パック商品」なんです。
まず、ダイナミックレールパックについての大原則は、「旅行パック商品」であるということ。JRグループのサイトだし、びゅうだし、一見融通が利きそうですが、そこは旅行商品の区割りなので、その視点で利用することをお勧めします。つまりJTBや日本旅行といったパック商品と同じ扱いという事ですね。パッケージ商品なので、座席の変更や利用列車の変更はできません。発見されたチケットにも、契約の契の字が大きく印刷されておりますよね。
それでも座席の窓側や通路側を選ぶことが出来るだけでもありがたいと思う気持ちが重要です。
ただし、どれだけガラガラでも隣の席に人が来る可能性があります。通常の発券ですと座席表から空いている席を選ぶことが出来ますが、このチケットは指定席券売機に入れても、みどりの窓口に持っていっても席の変更はできませんのでご注意ください。今回は1名利用で窓側でしたが、往復とも隣の通路側に利用者がいらっしゃいました。
なので、お勧めは2名以上での利用。2名利用の場合は「並び席を希望」というリクエストがあるので、よほど混んでいない限りは並び席で確保されます。
「大雪の恐れ」があっても変更はできません
そして大切なことをもう一つ。今回は2月10日(金)に帰京する列車を利用しました。この日は前日からニュースで関東地区にも大雪警報が出る可能性があるとの報道がありました。当初予約していた列車は16:32東京駅到着予定のはやぶさ26号でしたが、こういった「大雪の恐れあり」の場合でも変更はできません。
2月10日は関東地区でも運休や遅延が各路線で出ておりましたが、念のためみどりの窓口でも確認したところ、
●乗車予定のはやぶさ26号が運休の見込みの場合のみ変更可能
との回答でした。
仮に東京駅から乗り換える山手線や京浜東北線等が雪のため運転見合わせになったとしても早めの便への変更はできないそうです。
航空会社ですと、大雪で欠航や遅延の恐れがある場合は空港内の混乱を避けるために前の便に振り替えることが可能ですが、やはりJRですと、その路線の長さや、利用者数の多さ、途中駅から乗る方の取り扱い等もあって、変更等をする方が煩雑になるからでしょうね。
特に東京駅到着後の利用路線が仮に不通になったとしてもその不通路線を利用するかどうかは、おそらく証明のしようがないので、こういった取り扱いも仕方ないかと思います。
今回は大宮付近でも積雪があり、途中は大雪のため減速運転で約25分遅れで東京駅に到着。自宅まで帰ることができるか心配でしたが、夕方からは雨に変わった場所も多く、無事に帰ることが出来ました。
こういった大雪の際の移動はとても心配になりますが、それ以上に安全かつスムーズな運行のために多くのスタッフが裏方として働いていることに感謝をしつつ、利用したいですよね。
なので、あらかじめ「予約変更・座席変更できない」という点を踏まえてダイナミックレールパックを利用することが肝要です。
そうすれば安くて快適に利用することが出来ますよ。
というわけで、よい「鉄分」を!