東京から富山や金沢方面に向かう場合、速達列車の「かがやき」を利用する方が多いかと思いますが、全席指定席のため、繁忙期は満席になると、そもそも乗車できないこともしばしば。
「かがやき」に乗車できない場合、「はくたか」の利用になると思いますが、「はくたか」も「かがやき」同様、長野より先の「かがやき」が停車しない駅の利用者にとってとても重宝する列車なので繁忙期は指定席が満席になります。そうなると長野より先に向かうには「はくたか」の自由席のみ利用可能という事になります。今回は夏休み期間中のお盆前の金曜日に実際に乗車してみました。なお、今回乗車した「はくたか559号」はすでに指定席は完売という状況でした。
東京駅のホームでは長蛇の列を覚悟して発車20分前に到着したのですが、結論からすると東京駅では並ばなくても座ることが出来ました。また、上野駅から乗ったお客様も同様に座ることができました。ただ、上野駅では空いている席に順次座っていくという感じなので、2席並びや3席並びで確保することは難しいようです。そして上野駅でほぼ満席の状態になりました。
大宮駅ではすでに満席になり通路には立客も数名。ですが、ここでのポイントは網棚です。自由席の1号車は満席にも関わらず、網棚にあまり荷物がありません。
同じ列車の10号車の指定席車両の網棚の状況と比べても、圧倒的に網棚の使用率が低いのです。つまり指定席は帰省や家族旅行等、あらかじめ決められた複数泊の旅行が多く、自由席は直前に利用が決まった近距離出張や旅行の方が多いと考えられます。
その仮説通り、自由席車両では高崎駅で3割くらいの方が下車されました。
ちなみに、大宮から高崎は今回の利用した「はくたか」では途中停車せずに23分で到着。その時間だけ我慢すればあとは目的地まで座っていくことができる可能性が高いですよ。
もちろんさらに混雑が予想される年末年始やお盆のピーク時にはそこまで空かないかもしれませんが、どうしても指定席が取れなかった場合の参考になれば幸いです。
というわけで、よい「鉄分」を!