2023年9月27日(水)、28日(木)、30日(土)、10月1日(日)の4日間にわたってサザンオールスターズが茅ヶ崎公園野球場で開催されますが、ライブに参加する多くの方が利用するのがJR東日本の茅ヶ崎駅。15時に到着した列車でも多くの方が茅ヶ崎駅で降りていました。
「安全」を最優先した誘導体制
その影響もあって駅構内のトイレは混雑時間帯は使用中止とのお知らせがありました。
確かに茅ヶ崎駅のトイレは東海道線のホームを上がった場所にあるため、15両編成の東海道線から乗客が一斉に降りるとトイレ待ちのお客様と改札に向かうお客様でごった返してしまい、最悪の場合事故が起きる可能性があります。そのリスクを考えての茅ヶ崎駅の英断かと思います。ただ使用を中止するだけでなく
●「使用中止」との大きな垂れ幕でわかりやすく告知。
●「茅ヶ崎駅」ではなく「茅ヶ崎駅長」と責任者を明確に記載
●トラブルや不正利用を防ぐため、ちゃんとトイレの前にも駅員がいて適切に案内
とった対応がされておりました。
この対応だけで、茅ヶ崎駅の職員の皆様の「安全」に対する意識がわかりますよね。駅構内で将棋倒し等の事故が発生すると、ライブ自体が中止になる恐れもあることを考えると、とても素敵な判断だったと思います。
東海道線は普通車にもグリーン車にもトイレがありますし、駅改札外にもトイレはあるので、これから利用する方は乗車駅もしくは車内で済ませておくことをお勧めします。
深夜の「えぼし号」の運行まで温かいおもてなし
今回は臨時特急「えぼし号」が運行されました。
上りの発車は22:25発。
こんな遅い時間帯にも関わらず、駅の中はたくさんの職員の皆様が働いておりました。えぼし号の看板を持った職員も、
要所要所に配置され、通常は使わないホームに誘導しておりました。
そして駅のホームでも職員の皆様が横断幕をもってお見送り。
これは凄いなあ。普段の22時過ぎの茅ヶ崎駅ではこんなに職員の数がいるわけもないので、多くの職員が近隣の駅からも応援に来ていると思われます。
こうして、
●臨時特急を走らせる「実行力」
●各地から来た利用者を安全に誘導する「動員力」
●横断幕もえぼし岩のイラストを描くといった「おもてなし力」
がすべて備わって、事務的なお見送りではなく、茅ヶ崎駅でもライブを楽しい思い出として持ち帰ってもらおうという心意気が伝わってきました。
茅ヶ崎駅長をはじめ、駅の職員の皆様の素敵な決断と対応に感謝申し上げます。
というわけで、よい「鉄分」を!