JR東日本の成田線にある小見川駅ですが、その歴史を感じさせる駅舎がとてもよい雰囲気です。
改札はSuica対応。
列車は1時間に1本程度。
茨城県にも近く銚子や成田へのアクセスも良い場所です。
で、問題はここからなのですが、成田線は単線なのですが、一部の列車がこの駅で行き違いになるため、相対式ホームになっており、
ご覧の通り小見川駅だけ2線あります。
それによってすべての列車が、1番線に銚子方面、2番線に佐原・成田・千葉方面と分けて停車します。
この2番線に行くには、階段しかないこ線橋を利用するしかないのです。
JR東日本のサイトでも確認しましたが、2番線には、
改札もスロープもエレベーターもありません。
つまり、車椅子で利用する方は付き添いがいなければ2番線に行くことが出来ません。また付き添いが1人の場合、必然的にもう1人必要になりますが、駅員はお手伝いできないとのこと。まあ、通常の業務もありますし、あとは階段の登りや下りを手伝っている中で転落等のリスクを考えると難しいことも理解できます。
あとは
●ホームの車端にスロープを付けて駅構内踏切を設置
という解決策もありますが、毎日1,000人くらいの乗降人員だとそこまで対応できないのかもしれません。ただ、これから高齢化になるにつれ、車椅子での利用は多くなる一方。それが千葉方面は利用できないとなると、ますます電車の利用が無くなりバスの代替利用が進みそうです。
また、手っ取り早いのは列車交換がある時間以外はすべて1番線に停車すればよいかと思うのですが、信号系統の制御もあり難しいようです。
こうした車椅子と介助者が駅の構造によって列車に乗れない問題、小見川駅だけの問題ではないかもしれませんね。
1日も早く解決策が提示されることを願っております。